指先のしびれと原因

あなどれない危険な指先のしびれにご用心!

 

ただの指先のしびれだといって甘く見てはいけません。脳血管障害(脳梗塞や脳出血)や脳腫瘍などによるしびれは命にかかわる危険なしびれのため、軽く考えてカイロプラクティックやマッサージに行ってはいけません。すぐ病院に行って医師の診断を受けましょう。

 

頭痛やめまいのほか、吐き気があったり、突発的にある日からしびれが始まったり、顔面を含む片面性にしびれが突発したり、しびれの数週間前に発熱があったり、運動麻痺や排尿障害がある場合はとくに危険です。

 

また上記の症状のほかにも、ふらつき、冷え、身体のこわばり、腰痛、ふるえ、肩こり、浮腫、脱力感、だるさ、痛みが生じるケースもあります。

 

脳血管障害や脳腫瘍のほかに、手や指先のしびれの原因となる病気には脳炎、変形性頸椎症、頸椎椎間板ヘルニア、後縦靱帯(こうじゅうじんたい)骨化症、黄色靱帯骨化症、脊髄炎、多発性硬化症、血管障害、脊髄腫瘍などがあり、外傷が原因となることもあります。いずれも軽視できない疾患のため、繰りかえしになりますが症状を自覚したら必ず病院へ行くことです。

 

しびれは神経への血行や神経の中を通る物質の流れがわるくなったときに起こります。指先のしびれの場合は、指そのものに原因があるのではなく、首や肩、肘、腕などから手先に続いている神経のどこかが圧迫されているためなのです。